ヴァンワート市訪問団受入事業
7月20日(土)~24日(水)の日程で、姉妹都市アメリカ合衆国オハイオ州ヴァンワート市からの親善訪問団21名が洲本市にやって来ました。
初日
関空に到着後、ホストファミリーの待つ厳島神社へ。厳島神社斎館にて、ウェルカムランチでおもてなしをしました。終了後にはホームステイをする学生11名が6家庭に別れ、4泊5日ホームステイ体験がスタートしました。
2日目
学生はホストファミリーデイということで、各受入家庭で様々な体験や観光をして過ごしました。大人は協会員と南あわじ方面に観光ツアーに行きました。まず、大きな鳥居の立つおのころ島神社を参拝。次に、海に面していないヴァンワートに住む人たちにとっては珍しい、生きた天然の海の魚を見てみようと、前拓水産で旬の鱧を見学。その後、淡路人形座にて伝統芸能である淡路人形浄瑠璃を鑑賞。そして、夏の大渦を期待して渦潮観潮船に乗船。台風の影響による強風のため、期待通りとはいきませんでしたが、観潮船への乗船は、ヴァンワートの人たちにとっては新鮮な様子でした。
3日目
訪問団21名はそろって、市役所を表敬訪問しました。市長や市役所職員に拍手で迎えられた一行は、議場見学や親書交換式に参加。その後、洲本高校を訪問し、授業見学や、茶道や邦楽、書道等の日本文化を中心とした部活を体験しました。ランチタイムには、生徒会の皆さんと食事をしたり、一緒に鶴を折ったりするなど、楽しく会話している様子が印象的でした。この日の最後には、淡路島テレビジョンを訪問し、撮影用のカメラを持ってみたり、アナウンサー体験をしました。
4日目
来日以来続いていた梅雨空が一転して快晴となり、訪問団一行はホストスチューデント、協会員らと共に、一日島内ツアーに行きました。まずツアーの初めに伊弉諾(いざなぎ)神宮を参拝。そこで行われた玉串奉奠(たまくしほうてん)や御神楽奉納(みかぐらほうのう)という古来より伝承されてきた儀式に、ヴァンワートの人たちは独特の雰囲気を感じている様子でした。次に吹き戻しの里で吹き戻しを製作。その後、花さじきを訪れた一行は、眼下に広がる大阪湾の展望に大感動。ツアーの最後は新都志海水浴場で海水浴とスイカ割りを体験。4日目ともなると、お互い少しずつ慣れてきた様子で、会話も弾み、和気あいあいとした楽しいツアーとなりました。夜のフェアウェルパーティーでは、ヴァンワートの学生はホームステイ先での様々な体験や感想を発表しました。また、阿波踊りを体験するなど、食事を共にしながら最後の夜を過ごしました。
最終日
訪問団は市役所に集合し、ホストファミリーとの別れを惜しみつつ一路、新神戸駅へ。次の目的地である広島へ向かいました。
今回のホームステイ体験はヴァンワートの学生はもちろん、受け入れた日本側の高校生にとっても人生の中での貴重な時間となったことでしょう。今後も姉妹都市との交流事業を通じて、相互理解、相互発展していくことを期待します。